日本と韓国の歴史の違いはどちらが正しいのか?分かりやすくまとめるよ

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「歴史を忘れた民族に未来はない」

韓国のアイドル「防弾少年団」が過去にツイートして物議を呼んだこの言葉は、防弾少年団が考えたものではなく韓国人が日本に対して罵倒する時のセリフです。

サッカーで日韓戦が開催されると横断幕に書いてあったり、日本政府が強硬な姿勢を示すと韓国の掲示板で「歴史を忘れた民族に未来はない」と大量にコメントが沸いたりします。

別バージョンで「日本は歴史を歪曲するな」「ドイツを見習え」などもありますが、これらはニュアンスが多少違うだけで全く同じ意味です。

まるで日本が間違った歴史を習っているような言い回しですが「日本が学校で習う歴史と韓国が思っている歴史は違うんだな」くらいの認識でOKです。

「今日も反日頑張ってるな」でも問題ありません。

そもそも「歴史」は世界共通ではありません。「1914年第一次世界大戦」「1939年第二次世界大戦」などダイジェスト的にはほぼ同じですが、それらが起こった背景や細かい部分の解釈は国によって大きく違います。

「アメリカと日本の歴史観が違うのは分かるけど、日本と韓国は距離が近いし併合したこともあるんだから似てるんじゃないの?」

そう思った人は今回の記事を最後まで読んで下さい。

今回の記事は「日本と韓国の歴史観の違い」と「どっちが正しいのか」を分かりやすくまとめています。

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日本と韓国の歴史は全く違う

まず最初に「日本が学校で習う歴史」と「韓国が学校で習う歴史」は大きく違います。分かりやすく簡単に説明すると、

日本「1910年の日韓併合で韓国は日本国になり、第二次世界大戦で敗戦し韓国は独立した」
韓国「1910年に日本に侵略されたが1919年に独立し、第二次世界大戦では連合国として戦って勝利した」

んん。全く違いますね。韓国の歴史は「異世界に転生したら戦勝国だった件」みたいなラノベなのでしょうか。

この件に関しての歴史観は、当時敵国であったアメリカなどの連合国も日本と同じ認識ですので「日本が正しい」と言えるでしょう。

また全ての韓国人が「韓国は戦勝国だ」と言っているわけではありません。韓国の歴史教育は「戦勝国」という方向に向かっていてそれを冷めた目でみている人も多くいるようです。

ですが「韓国は第二次世界大戦の戦勝国」と本気で思っている人がいるのも事実。恐ろしいですね。

もう少し具体的に解説します。

日本の歴史から学ぶ韓国の成り立ち

1910年 韓国併合:日韓併合条約によって韓国は日本の一部となる。

1919年 三・一運動:3月1日に起きた反日本政府デモ。活動家は上海に逃亡。

1941年 太平洋戦争:日本が第二次世界大戦に参戦する。

1945年 第二次世界大戦終了:日本敗戦。朝鮮半島は戦勝国である連合国の監視下に置かれる。

1948年 韓国建国:アメリカの支援により韓国が建国される。

*****

日本ではこんな感じで習ったと思います。

勉強が嫌いだった学生時代の僕でも「韓国と併合したけど敗戦後に分離した」くらいは知ってましたし、今より純粋だったので「万国共通の歴史」とも思ってました。

本当の歴史は「韓国が頭を下げて日本はいやいや併合した」「莫大な予算をかけて近代化した」などありますが長くなりそうなので別の機会に記事を作ります。

では次に、韓国ではどのような歴史を習っているのか?同じように概要だけ解説します。

韓国が学ぶ韓国の歴史

1910年 日帝時代:日本に侵略され植民地として支配される。

1919年 三・一独立運動:3月1日に大日本帝国からの独立運動が起こる。

1919年4月:独立運動家達が上海で大韓民国臨時政府を発足。

1941年:大韓民国臨時政府は日本に宣戦布告。韓国光復軍として連合国の一員となり参戦した。

1948年:第二次世界大戦に勝利。韓国は日本から独立して建国した。

*****

韓国の歴史では「日本は絶対悪」となっており、絶対悪に対抗した「大韓民国臨時政府」に重点が置かれています。

この「臨時政府」とは読んで字のごとくなのですが、wikiから引用すると「前政権の崩壊により無政府状態が生じることを防ぐ為に仮に設置される政府、政権。」とあります。

最近では香港に対する「香港臨時政府」や北朝鮮に対する「自由朝鮮」などが臨時政府として声明を出しています。

韓国の歴史の矛盾点

韓国の歴史が重点を置く「大韓民国臨時政府」の元になるのは、1919年に反日本政府デモ(三・一運動)を起こしたの33名の活動家達です。

その活動家達の中には韓国の初代大統領「李承晩」がいたため、臨時政府を樹立した1919年が実質的な建国!という理論です。

そして臨時政府は日本に宣戦布告をしたから実質連合国!したがって戦勝国!とやや強引に結論付けてしまいます。

一見筋が通っているように見えますが韓国の歴史は矛盾点が多く、というかデマと矛盾だらけなうえに新しいデマ歴史が常に追加されていくので全てを解説付きで指摘すると更新頻度高めの専門ブログが作れてしまいます。

そこまでする価値は無いので簡単に説明します。

大韓民国臨時政府に継続性なし

まず1919年に起きた「三・一運動」ですが併合時代の中では最大規模のデモ活動だったとされています。

wikiにも「デモ回数は1542回、延べ参加人数は205万人」とあり、1回のデモで平均1,330人ほどが参加したことになります。

1919年の韓国の人口は1678万人ですので1,330人規模のデモはそれなりに大きかったと想像できます。

しかしデモの人数は誇張されますし特に韓国のデモは10倍100倍は当たり前ですし、仮に10倍したところで「1678万vs13,300」ですので国家転覆するほどの規模ではないと言えます。

三・一運動は政府によって鎮圧され、デモを先導した33名の活動家は上海に逃亡し「大韓民国臨時政府」を樹立します。

臨時政府の中に韓国初代大統領の「李承晩」がいるわけですが、なんと活動家同士の内輪揉めでアメリカに逃亡します。

その時に「大韓民国臨時政府」を抜けてしまったので現韓国政府との継続性がありません。

分かりやすくいうと「1919年の臨時政府は今の韓国政府と無関係」ということです。

全くの無関係とは言いませんが「途中で部活を辞めた先輩がOB面してやってくる」感覚でしょうか。それはそれでウザいですね。

また韓国が大騒ぎするものだから今となっては有名ですが、当時の「大韓民国臨時政府」は世間から注目されておらず、知る人ぞ知る的なマニアックな存在だったと言われています。

部活を辞める前から幽霊部員だった説までありますね。

ここで最も注目したいのは、連合国のアメリカが「大韓民国臨時政府」を認めていないことです。

臨時政府から逃亡した李承晩を保護し、そのうえ韓国を独立させたのはアメリカなんですが、そのアメリカが臨時政府の継続性を認めませんでした。

そういった背景がありながらも現在の韓国は「大韓民国臨時政府」を箱推ししているわけです。

韓国は第二次世界大戦の戦勝国なのか

そしてアメリカは韓国の「サンフランシスコ平和条約に参加させろ」という要望を却下しているところもポイントが高いですね。

サンフランシスコ平和条約の参加というのは「戦勝国の席に韓国を座らせろ」ということですが当然相手にされませんでした。

まぁそりゃそうですよね。つい最近まで敵国である日本軍としてドンパチしていたのに、戦争に負けたからそっちの仲間に入れろってちょっと理解できません。

枢軸国からギリギリで連合国に移ったイタリアもドン引きしたんじゃないでしょうか。

この「韓国戦勝国論」は今も根強く韓国社会に残っていて「反日教育」「竹島問題」「徴用工問題」「南北統一」などにも影響しています。

日本と韓国の歴史の違いまとめ

日本と韓国の歴史を簡単に説明しましたが最大の違いは「韓国が建国した年」だと思います。「韓国が戦勝国」というのも大きく違いますが「日本が侵略した」という点もかなり違いますね。

何もかも違いますが「1919年に日本から奪い返して建国した」という韓国の歴史は異世界転生レベルの妄想なので最大の違い、というか間違いでしょう。

「韓国が戦勝国」というのは「1919年建国説」があって初めて成立するので「大韓民国臨時政府」はとても大事になってきます。

この大韓民国臨時政府は1941年に日本へ宣戦布告をしたらしいのですが、肝心の日本に届いてなかったそうです。

敗戦後アメリカの監視下に置かれた日本から「宣戦布告」の証拠が出てきてないため「本当に宣戦布告したのか?」「後付けじゃないのか?」とも思っちゃいますよね。

現代韓国の歴史の原点となる「大韓民国臨時政府」の扱いが「日本と韓国の歴史の違い」の焦点になるのではないでしょうか。

安重根は英雄テロリスト

扱いといえば伊藤博文を暗殺した「安重根」が日本ではテロリスト扱い、韓国では英雄扱いになってる点も「日韓の歴史の違い」として挙げられます。

初代韓国統監だった伊藤博文は「韓国併合」に大きく関わっている人物なのですが、中国のハルビンで安重根によって射殺されてしまいます。

伊藤博文は「韓国併合反対派」なので暗殺したら併合しちゃうんじゃ…と思うところですよね。実際に併合しちゃいました。

でも韓国では「伊藤博文は併合した張本人」となっているので安重根は今でも英雄として扱われています。

でも驚きの真実はここから。

実は安重根は平和を望んだクリスチャンであり日本という国や明治天皇に敬意と感謝の念を持っていました。

そして「伊藤博文は明治天皇の反逆者」という誤った情報に踊らされ暗殺事件に至るわけですが、取り調べ中に誤解であったことが判明して猛省するんですね。人生最大のなんてこったですね。まぁ人生最後になるんですけどね。

我に返った安重根は獄中に遺族へお詫びの手紙を書き、素直に罪を認め控訴せず処刑されたそうです。勘違いで暗殺された伊藤博文さんが哀れでなりません。

諸説あるようですがここで分かることは「安重根は反日思想ではなくむしろ親日派」「勘違いで暗殺しちゃった」「その結果併合しちゃった」という事実です。

韓国は「安重根は初代韓国統監を討った英雄」として祭り上げていますが、「勘違いだった」「実は天皇を崇拝していた」などの情報は伝わっていないのでしょうか。

そして「歴史を忘れた民族に未来はない」というのは一体どこの民族のことを指しているのでしょうか。

日本と韓国どっちが正しいのか

最後に日本の歴史と韓国の歴史はどっちが正しいのか?という点ですが、今まで書いた通り正しいのは日本の歴史です。

「日本の教科書は戦争を賛美せず最も抑制的だ」と米スタンフォード大学の学者が指摘したこともあります。

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この論文によると、日本の歴史教科書は非常に平板なスタイルでの事実の羅列であり感情的なものがないと評価されました。

一方の韓国の教科書は「特にナショナル・アイデンティティーの意識の形成に強く焦点を当てていて、日本が自分たちに行ったことだけに関心がある」だそうです。

主要な韓国の教科書には広島長崎の原爆投下の記述がなく、それほどまでに彼らは自己中心的にしか歴史を見ていないという残念な評価を受けています。

今回のテーマとは外れますが、他に「中国」「アメリカ」「台湾」の歴史教科書も評価しています。

  • 中国の教科書…中国共産党のプロパガンダ。
  • アメリカの教科書…中国程ではないがやや愛国寄り。
  • 台湾の教科書…かなり正確な分析をしている。

概ね想像通りの結果ですが、自虐的だなぁと思っていた日本の歴史教科書が高評価というのは複雑な気持ちになりました。

 

コメント

  1. 匿名 より:

    日韓の問題は難しいですよね(;´Д`)

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