「クリーンネットワーク」中国製のアプリ、製品が次々と世界から排除

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中国製のアプリや製品が世界から次々と排除されています。

中国と国境紛争が激化するインドは中国製全部禁止!の勢いですし、香港の一国二制度を反故されたイギリスも激おこ。

イギリスは2027年までにファーウェイを国内から完全排除すると宣言しました。EUはドイツ以外が排除の方向です。

日本は親中議員や親中メディアが障害になりつつも少しずつ脱中国へ舵を切っている最中でしょうか。

対中制裁を主導しているアメリカからしたら日本の対策は物足りない印象を与えてると思いますが。

そして騒動の主役になるアメリカ。アメリカの対中制裁「クリーンネットワーク計画」が今回の本題です。

自らを「クリーン」と名乗り、中国を「ダーティー」と連想させるネーミングセンスも最高ですが、中国排除を徹底した内容にアメリカの本気度が感じられます。

「第三次世界大戦は既に始まっている」という見方をする人もいるようですね。一概にオーバーな表現ではないと思います。

今回の米中覇権争いで中国共産党は敗れ、少なくとも習近平は失脚するんじゃないでしょうか。

でもってクリーンなネットワークが構築されて、世界は自由でハッピーな方向に向かうシナリオです。

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対中制裁政策「クリーンネットワーク」とは

クリーンネットワークとは、簡単にいうと「中国をネットワークから排除する5つの取り組み」です。

前提として、中国で作られたアプリや製品は中国共産党の監視下に置かれており、それらを使った利用者や企業のデータは筒抜けだぞ!という中国の悪事が原因です。

その上で、2020年8月5日、アメリカのマイク・ポンペオ国務長官がアメリカの通信ネットワークから中国の影響力を排除する「クリーンネットワーク」という構想を発表しました。

5つの取り組みは下記の通り。

クリーンネットワーク構想
  1. クリーンキャリア
    中国の「信頼できない通信キャリア」がアメリカの通信ネットワークに接続することを禁止する
  2. クリーンストア
    アメリカのアプリストアから「信頼できない中国のアプリ」を排除する
  3. クリーンアップス
    「信頼できない中国のスマホメーカー」の製品でアメリカ製アプリを利用できなくさせる
  4. クリーンクラウド
    中国が管理するクラウドサービスに個人データや企業の知的財産を預けるべきではないとし、アリババや百度(Baidu)、テンセントを名指し
  5. クリーンケーブル
    海底ケーブルが中国共産党の情報収集に使われないようにする

アメリカの徹底ぶりよ。

ただしこれらをアメリカ一国で実行するには無理があります。そのため民主主義を掲げる諸外国、特に中国が狙っているインド太平洋地域の国々に協力を求めています。

日本政府さん、しっかり舵取りをお願いしますよ?

クリーンアップスの事例

中国の通信企業のファーウェイは先んじて「クリーンネットワーク」にあたる「クリーンアップス」の制裁を喰らっており、ファーウェイのスマホはアメリカ製のアプリが利用できません。

アメリカ製のアプリは「グーグルストア」も含まれますので、一般的に公開されている大量のアプリが利用できないクソ端末に成り下がりました。

「既存の端末もアップデートできなくなる」というニュースも流れていますテッテレー。

既に日本で販売されている「Oppo」「Xiaomi」、そして日本参入が噂される「Vivo」のスマホ達も同様に制裁対象に入る可能性は極めて高いです。

分かりやすく例えるなら「Oppo」「Xiaomi」は小さなファーウェイ。シェアが拡大すれば制裁対象になります。

冷えっ冷えの米中関係を思えばいつ制裁されてもおかくしくない、明日にでも発表があるかもしれません。そんな状況です。

これから購入しようとしている人はよーく考えて!知人に情弱の烙印を押されることになります。

中華スマホユーザーの阿鼻叫喚が聞こますねぇ。

クリーンストアの事例

また現在世間を騒がせている「TikTok(ティックトック)の利用禁止騒動」は「クリーンストア」にあたります。

バックグラウンドで情報を抜き取るような中華製アプリは配布させねぇぞ!ということで、TikTokは他国の企業に売却しないとストアから削除される予定です。

TikToker(ユーチューバーみたいな人)やTikTokをスポンサーとするマスコミの阿鼻叫喚が聞こてます。

メッセージアプリ「WeChat」も同様に禁止対象になっていますが、利用者がほぼ中国人でネームバリューが無いため話題に上りませんね。

テンセント系列のアプリが巻き込まれて停止させられるとの噂もありました。フォートナイトやクラクラ・クラロワもテンセントが大株主なので停止される?とドキドキしましたが、今のところ「クリーンストア」の対象ではないようです。

※フォートナイトがストアから削除された件は米国「クリーンストア」とは別件です。

とにかくクラクラが無事で本当に良かった。

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クリーンケーブルの事例

そして海底ケーブル。

中国に繋がる海底ケーブルを全部ちょん切っちゃえば全て解決する気もしますが、最終手段として残しているのでしょうか。

まずは「ロサンゼルスと香港」を結ぶ太平洋横断海底ケーブルが「ロサンゼルスと台湾・フィリピン」へと変更されました。

これ、2020年に入ってのことです。

運用開始直前に待ったをかけられたグーグルとフェイスブックには同情しますが、泥棒のアジトと一本道で繋いだら家主(米政府)に怒られますって。

変更先が「台湾」というのもポイントが高いですね。

2020年8月10日にはアザー長官が台湾を訪れました。1979年の米台断交以降、訪台した最高位の閣僚です。

外務省にあたる台湾外交部は「歴史的な訪問だ」と歓迎した通り。まさにその通りで歴史的な出来事です。

トランプ大統領の訪台もあり得るんじゃないかと思います。

台湾とアメリカは良い”密”ですね。

クリーンネットワーク中国の反応

これらの動きは全て「クリーンネットワーク」の一環であり、中国に意地悪しているわけではありません。

利用者や企業を守るために行っている”正義の鉄槌”なわけですが、まぁ中国さんは当然黙っていませんね。

「国家権力を乱用して中国のハイテク企業を弾圧している。断固反対する」とアメリカを批判しました。

おまゆう。

国家権力を乱用して、ツイッターやyoutubeやLINEやDropboxやHuluやその他諸々のサービスを中国国内で利用できないようにしている中国共産党が「クリーンネットワーク」を批判しました。

おまゆうです。

でも数日後、「対話のドアは常に完全に開かれている」とし、米中両国の全ての部門が対話に参加するよう呼び掛けてます。

効いてますねぇ。でも効いてるフリをして会談し、のらりくらり時間稼ぎをするのが中国共産党の手口なんですよね。

トランプ大統領はこの手口に何度か騙されているので「クリーンネットワーク計画」は粛々と進められていくでしょう。

–追記–

中国と親密なソフトバンクはアメリカ国防省認定「5Gクリーンネットワーク」から脱落していましたが、滑り込みで入ったようです(NTTとKDDIは最初から認定済)

ソフトバンクは中国と連携しまくりですがアメリカさん大丈夫?

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