アイヌ民族の周辺がSNS上で騒がしくなっています。周辺とはアイヌ政策に関わる議員、アイヌ民族を自称するアイヌ協会の人達です。
アイヌ側からは差別問題、アイヌ反対派からは利権問題が何十年も前から問題視されており、現代のアイヌについて異議を唱える議員や識者達が度々物議をかもしています。
最近ではウポポイ(北海道のアイヌ民族施設)でアイヌと無関係の物が展示されていた件が炎上しました。
またウポポイではアイヌ民族の伝統とは全く異なる踊りを披露したりと非常にキナ臭い。そのキナ臭い施設に200億円もの税金が投入されてるもんだから炎上必至案件です。
そして「アイヌ政策を推進する議員の会」の座長にはポスト安倍こと菅義偉(元)官房長官の名前があるではないですか。
さらに遡ると2019年には「アイヌ新法」が成立しアイヌ民族が先住民族として法律に明記されました。
それにより「日本人は単一民族ではない」ということになってしまい、ユナイテッドジャパンも格好良いのですが色々と問題を抱えてしまいます。
ということで今回の記事はアイヌの歴史、アイヌ利権、アイヌ協会、アイヌ新法などアイヌ問題を分かりやすく書いていきます。
アイヌ民族の歴史
アイヌ民族が先住民であるということでアイヌ民族の歴史やルーツを辿ってみたいですよね。調べてみました。
アイヌ民族とは13世紀あたりから北海道から東北地方にかけて独自の文化を形成した「狩猟部族」の総称です。
いくつもあったアイヌ部族は風習・言葉が微妙に異なり統一されていなかったので「アイヌ民族」として一括りにするのは厳密には違うようですが、便宜上「アイヌ民族」とします。
またアイヌの歴史は解析できない未知な点が多く、その研究は現在も進んではいますがルーツや文化について諸説あります。
アイヌ民族のルーツ
アイヌ民族が生息していたのは現代の北海道です。北海道には弥生時代がなく、それがルーツを探るヒントになっています。
日本全国に稲作が普及された弥生文化の時代、北海道は「縄文→続縄文→擦文(さつもん)」という独自の文化を歩みました。
アイヌという言葉が日本史に登場するのは13世紀からですね。
表の続縄文文化・擦文文化と並列した「オホーツク文化」とは、北海道北東部にあるオホーツク海周辺で栄えた海洋漁猟民族の文化です。
オホーツク人もアイヌと同じくらい謎のベールに包まれた民族で北海道の北部では続縄文人・擦文人らと交流がありました。
アイヌ民族は縄文人とオホーツク人の混血であり、擦文文化とオホーツク文化を継承したというのが定説のようです。
そう考えると北海道の先住民はアイヌ民族のように思えますが、これを正面から否定する説も紹介します。
北海道の先住民はアイヌ民族ではない説
現代の「アイヌ論」をデマと叫べばアイヌ民族否定論者になってしまうようです。でもあえて書きます。
奈良時代に作られた日本最古の歴史書「日本書紀」によると、658年に阿倍比羅夫が蝦夷(えみし)を服属させ、蝦夷からの要請で受けて粛慎(みしはせ)を撃退したと書かれています。
蝦夷は今の北海道、粛慎はオホーツク人です。つまりどういうこと?箇条書きにすると下記のようになります。
- 7世紀中頃に大和朝廷が北海道を統治した
- その時点で北海道には先住民がいた
- 大和朝廷は先住民らを海外勢力(オホーツク人)から守った
- アイヌが表れる前から北海道は日本だった
ということが分かります。
アイヌ民族が歴史に登場する600年以上前から北海道は大和朝廷(日本)であり、新たな文化として「アイヌ」が誕生したとしても、それは「アイヌ系日本人」に過ぎない、という説です。
もう一つ面白い仮説があります。
アイヌ民族は13世紀に北海道を侵略してきた部族だった説です。
北海道よりさらに北部(サハリンやシベリア)からやってきたアイヌ民族は北海道に住んでいる擦文人を滅ぼして勢力を拡大していった、というあくまで仮説ですがこれは極論ではなく反対派では割とメジャーな反アイヌ論です。
アイヌ民族が侵略してきた説の最大の裏付けは「言葉の違い」が挙げられます。
アイヌ文化には「擦文文化」と「オホーツク文化」に似た風習があり、確かに二つの文化を取り入れた末裔とも言えますが、何故か言葉だけが継承されていません。
二つの文化を継承したのなら「言葉」はどちらかと同じかハイブリッドになるはずですが、抱合語である「アイヌ語」は日本語と全く異質なのです。
文化や風習は継承しておきながら、言語が全く違うとはこれいかに?と考えさせるわけですね。
アイヌ民族を「外来者」「侵略者」と仮定すると、
- アイヌ語だけ異質な言語
- 擦文文化が突如消えた理由
- オホーツク文化が突如消えた理由
- アイヌ文化が突然現れた理由
- アイヌ民族のDNAはニブフ(ロシアの少数民族)に近い
以上の説明ができます。
アイヌ利権の闇
アイヌの歴史やルーツは解明されていない部分があるため、現段階では右にも左にも解釈できます。
現代の世論が最も問題視しているのは「アイヌ利権」です。また利権です。闇の部分です。そして今回の記事のメインディッシュとなります。
アイヌの利権問題を解説する前に関係の深い「アイヌ新法」についておさらいしてみましょう。
アイヌ新法とは
アイヌ新法とは2019年4月19日に可決成立された「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律案」の略称です。
あまりに長いのでアイヌ新法と略されています。
元になる「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」がバージョンアップされました。
この元になった法律は1997年に執行されたものですが「北海道旧土人保護法」が元になっているため、当時も「アイヌ新法」と呼ばれていました。
「北海道旧土人保護法」は明治32年に執行された法律なので、今回のアイヌ新法は120年前の法律を2回リニューアルしたものとなります。
ちなみに「北海道旧土人保護法」の「土人」は差別的なアレではなく「その土地に住む人」という意味です。内容を簡単に説明するなら「アイヌ民族に土地を与えて保護しようぜ」というものです。
それまでは差別で苦しんでいたアイヌ民族を日本政府が初めて保護に着手したとも言えます。江戸時代の差別ってちょっと想像したくないですよね。
そして今回の新法でアイヌ民族を「先住民族」と法律に明記したことが波紋を広げています(電子政府e-Gov)
当時は純粋に「アイヌの保護」を目的としていたわけですが、それがいつの間に「アイヌ利権」に変わったのか正確には分かりません。
個人的には戦後のごちゃごちゃした時期ではないかと想像していますが、少なくとも現代の日本には「アイヌは利権だ」と断言する人がとても多いです。
最も新しい「アイヌ利権」は新法をきっかけに200億円もの税金を投入しアイヌ施設(ウポポイ)です。
クオリティが低いこともあり大炎上しました。
小野寺まさる「アイヌ文化施設のウポポイが“OK印の短刀”や“木彫り熊”を展示してるが、これがアイヌ文化なのか?」
有本香「木彫り熊はスイス土産を模倣し北海道で作られた物でアイヌ関係ない」
小「チセといわれる家の作りは出鱈目」
有「この国立博物館に税金200億」ウポポイが疑問視されるのは当然 pic.twitter.com/wYEIcOyrM7
— Dappi (@dappi2019) July 16, 2020
「アイヌっぽい」というだけで縁もゆかりもない物を展示をするウポポイ大丈夫?それを見て喜んでるお客さん大丈夫?
アイヌ側からも非難されるアイヌ新法
一方、先住民とは認めたものの「先住権」が盛り込まれていないめ、今回の新法はアイヌ側からも文句が出ています。
アイヌの先住権とは、「川で鮭を捕らせろ」というものです(北海道は川で鮭を捕獲することは厳しく制限されている)
鮭はまだ可愛い方でアイヌ協会は先住権を盾に「アイヌによる北海道独立」まで言い出す勢いです。
座長は歴代の官房長官
さて、双方から批判されたアイヌ新法。
アイヌ新法を提出したのは「アイヌ政策を推進する議員の会」という団体です。座長は当時官房長官だった菅義偉首相の名前があり、右寄りのネットユーザーから大いに叩かれました。
え?ガースーもそっちなの?って。でもちょっと待って。
「アイヌ政策を推進する議員の会」の座長は民主党政権時代から官房長官が勤めることになっているようです。
- 野田内閣の藤村修氏
- 菅(かん)内閣の枝野幸男氏
- 菅(かん)内閣の仙谷由人氏
3人とも官房長官時代に座長を務めています。
そもそもアイヌ新法は2009年に鈴木宗男氏がこっそり議会を通したもので菅義偉氏が座長になった時には既定路線でした。
それを11年後の座長一人の責任にするには無理があるし、むしろ「先住権」を外した功績に注目するべきだと考えます。
「菅義偉氏とアイヌ利権」を簡単に結び付けるには時期尚早じゃないでしょうか。
アイヌ協会と利権の闇
「先住権」が含まれていなかったことに激おこプンプン丸の「アイヌ協会」について解説します。
結論から言えばこの「アイヌ協会」が利権の巣窟です。
アイヌ協会は大人気漫画「ゴールデンカムイ」の監修も務めており、そのおかげで「面白い漫画だけどアイヌについてデマだらけだよね」と話題になっていました。
アイヌ協会側からすると都合の良い宣伝になっているため、個人的に大好きな漫画だったのですが利権やら背景やらを考えると萎えてしまい少し残念な気持ちになりました。
著名人が暴露するアイヌ利権の闇
「アイヌ協会が認めたら誰でもアイヌ人」「アイヌ協会の利権」を次々と公表したのが実際にアイヌの血を引く砂澤陣(すなざわ じん)さんです。ご指摘いただきました。
砂澤さんは自らアイヌ協会に入会し、アイヌ協会の利権、不正、問題点を暴き指摘しています。おかげで脱退させられますが今もなお利権と戦っているようです。
そして北海道の土地を買い漁る中国人との繋がりなど、ディープな内容を暴露する「北海道が危ない」という興味深い本を出版してますので興味のある人は読んでみてはいかがでしょうか。
そして「アイヌは本当に先住民なのか?」の一言で炎上した元北海道議会議員の小野寺まさる氏もアイヌ問題に取り組む一人です。
【アイヌ修学資金制度】小野寺まさる「この制度で受け取ってる人を調べたら、50~60歳のアイヌ協会役員なんです。入学して2ヶ月位で大学辞めて一族で10年5000万ポケットしてた事例もあった。而も還さなくて良い制度だった」
性善説で優遇制度を作ってはいけないという良い例!pic.twitter.com/kaZ9Ef3SJP
— たかりん。7 新垢🎌 (@takarin___7) September 1, 2020
出るわ出るわアイヌ利権。
これを読んで「私もアイヌになりたい!」と思った人はいますか?今ならワンチャンあるんですよね。
アイヌ協会が認めたらアイヌ
北海道庁の調べによれば、2019年の時点でアイヌの人口は13,118人です(アイヌ実態調査pdf)
アイヌ語を話し、アイヌの生活をする生粋のアイヌ民族はいませんので、13,118人という数字はアイヌの血を引く、またはその家族となります。
このアイヌの血を引く人はアイヌ利権とは無関係です。普通の日本人として普通に働き普通に生活をしています。
利権を貪るのは「アイヌ協会」とその「会員」です。
札幌アイヌ協会の会長を10年以上務める阿部一司氏(アイヌ名・ユポ)と、その実妹で副会長を務める多原良子氏に対し、同協会の理事の過半数が真相解明のための理事会開催を求める事態となったのだ。アイヌ協会「公費私物化疑惑」
さっぽろ雪まつりの予算を会長が身内に横流しし、それに気づいた幹部連中が不正を訴えたという単なる内ゲバの気もしますが、他にも○○だとか○○○だとか書きたくない事件も起きてます。
また、アイヌ協会には3200人ほどの会員(アイヌ)が在籍しており、入会条件は「アイヌ協会が認めたら」となっています。
戸籍やDNAを調べるわけでもなく、アイヌ協会が認めたら誰でもアイヌ民族を名乗れるということです。外国人でも問題ありません。
アイヌ協会が「こいつ利用できるな」と思ったら協会に入れるため死力を尽くしてアピールすれば利権のおこぼれ程度は預かるかもしれませんね。
アイヌ利権は「アイヌ文化を広げる」と申請すれば旅行費が支援され、アイヌ調査と言えばガソリン代が支給され、大学に行けば返却不要の学費が貸付されるようです。
これらのアイヌに対する補助金は全て日本国民が納めている税金から捻出されるため罪悪感は無いのかな?と思っちゃいますよね。
でもアイヌ利権を指摘すれば「差別だレイシストだ」とレッテルを貼られるので声に出すには勇気がいります。
でもどっかで聞いたことがあるセリフですよね。
アイヌ協会とチュチェ思想
アイヌ否定派に対して「差別だレイシストだ」とレッテルを貼るやり方は慰安婦や徴用工と同じ「被害者ビジネス」にそっくなことにお気づきでしょうか。
さっぽろ雪まつりの予算を身内に横流ししたニュースに登場した「阿部一司」という人物は「チュチェ思想」の持ち主です。
「チュチェ思想」とは北朝鮮の国家思想のことで阿部一司氏はチュチェ思想研究会の創立メンバーの一人であり、金正恩著作研究会の共同代表です。wikiにも載るほど隠す気も感じられません。
というか「金正恩著作研究会」って何?完全に真っ赤な人というのは分かりますが一体何を研究しているのかそっちの方が気になりますよね。
ここまでの情報で「アイヌ協会=阿部一司=左派」ということが分かりました。アイヌに在日朝鮮人、在日韓国人、しばき隊、香山リカ、福島みずほ、共産党などの影がチラつくのも納得です。
正直「結局またそこに辿り着くのか」という感想です。
アイヌ協会が利用する立場なのかも分かりませんが、中国と結託して北海道を日本から分断させる説も冗談では済まされない話しです。
アイヌ利権と日本学術会議
2020年10月に大炎上した「日本学術会議」がアイヌ利権と関わりがあるようなので追記します。
#アイヌ利権 を生み出したのも #日本学術会議 でした😰https://t.co/185GWFgPIm pic.twitter.com/je4xAeEaHc
— 布路川梶太 (@P6AX3Er3HqoQynY) October 5, 2020
日本学術会議を通じて「菅義偉首相」と「アイヌ利権」の繋がりが再浮上しましたが今回は構図が逆になっています。
「菅義偉首相」vs「アイヌ+日本学術会議」
おかげで菅義偉首相は左派野党やメディアから「学問の自由の侵害だ」と猛批判されていますね。興味が尽きません。
続報があったら追記か別記事を設けたいと思います。
アイヌ民族・アイヌ協会のまとめ
アイヌ民族についてとても重要なことを書きました。分かりやすく一言でいうなら「今のアイヌはキナ臭い」です。いや、想像よりはるか昔からキナ臭い。
むしろ「アイヌとは?」という根本的なところから解明し、公にしていくことが大事ではないでしょうか。
13世紀頃からアイヌは北海道全域に生息し独自の文化と言葉を使用していたことは否定しませんが「アイヌ民族は日本の一つの部族」に過ぎない存在であり、決して先住民ではありません。
「アイヌ民族は先住民」としたアイヌ新法は歴史の歪曲であり「アイヌ民族は特別」という印象を与えます。法改正をするべきです。
しかし色々問題を抱えているアイヌ施設の「ウポポイ」は、個人的にはアイヌ文化を保護する目的としては”アリ”だと思います。
現状ではアイヌがキナ臭いため袈裟まで憎む勢いですが、アイヌは日本の一部として貴重な財産だと思いうからです。
他にも保護するべき日本の文化や遺産はたくさんあり、アイヌ文化もその一つ、ということです。
もちろんウポポイの展示品やアイヌ利権などを一掃することが大前提です。だからと言ってアイヌ全てを否定することはありません。
そして”本物のアイヌ”になった時、家族でウポポイに行ってみたいと思う次第です。
アイヌについての参考資料

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