なろう系の異世界転生と言えば「チート」「ご都合主義」そして「ハーレム」
その三大要素を惜しげもなく詰め込んだ「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」
通称「デスマ」と言われる異世界ファンタジーな物語は説明と活字がやや多めで、
その為、好き嫌いがはっきり分かれそうな漫画ですが、個人的に設定と読み応えの虜になってしまったので紹介します。
デスマーチからはじまる異世界狂想曲のあらすじ
ゲームプログラマーの鈴木一郎(本名)が、バグ修正などデスマーチを行う中、
やっと一段落ついて30時間ぶりに仮眠を取ります。
目が覚めると巨大な渓谷。
これは夢?
ゲームと同じように目の前にコマンドが開き、初心者救済用のアイテムもある。
そんな鈴木一郎といきなり遭遇したのは、レベル50のリザードマン300匹。
無理ゲーでしょw
そこは初心者救済アイテム「流星雨」で一掃して、ついでに渓谷の支配者である竜も倒してしまうのですが、この戦いの成果でレベルがマックスになってしまいます。
おまけに金銀財宝も手に入れて、序盤で最強チートキャラ「サトゥー」の爆誕。
なお、「称号」や「スキル」を簡単に取得するのはサトゥーだけ。成長過程もチート。
これ以上ないだろってくらいのチートっぷり、ご都合主義を楽しむ漫画です。
最初に到着した街セーリュー市で美少女や奴隷との出会い、魔族退治などのファンタジーな物語が始まります。
獣人・魔物・魔法・魔女・エルフ・巨人など、登場するもの全てがファンタジー。
作画のレベルも高く、異世界を堪能できます。
デスマーチからはじまる異世界狂想曲の登場人物
サトゥー
本名は鈴木一郎。ありきたりな名前過ぎて「佐藤」とよく間違われることから、ゲームの類ではニックネーム「サトゥー」を使っている。
今回開発していたゲームのデバッグキャラでも「サトゥー」にしていた為、転生先でも名前がサトゥーのまま。
なお、転生された際に何故か15歳に若返っている。
ブラック気質なのか元々動くのが好きな性格なのか、転生先でも常に働くサトゥー。
女好きっぽいシーンも多々あるが、仲間には手を出さない模様。
リザ
トカゲ人族(18歳)
セーリュー市内の迷宮騒動でサトゥーと同行することになった戦闘スキル持ちの奴隷。
サトゥーに対して非常に忠実で、それまで一緒にいたポチとタマの保護者役でもあり、しっかり者。
個人的に一番好きなキャラクターです。
肉が好きで高所が苦手萌え。
ポチ
以前まで犬と呼ばれていた為、サトゥーにポチと名付けられた犬人族の少女(10歳)
出会った当初はレベルが低かったが、迷宮騒動でめきめきレベルが上がって強くなる。
人見知りっぽいところがあり肉が好き。
タマ
以前まで猫と呼ばれていた為、サトゥーにタマと名付けられた猫人族の少女(10歳)
ポチと同じく迷宮で力を付ける。(どうやら獣人族は元々戦闘能力が高いらしい)
元気溌剌で、やっぱり肉が好き。
アリサ
前世で日本人だった記憶を持ったまま転生した11歳の少女。
故国クボォーク王国の王女として生まれるが、陰謀により生涯奴隷の強制スキルをかけられ、サトゥーの目に留まり奴隷となる。
前世はどうやらショタコンのオタクで、サトゥーに一目惚れしてアプローチするが失敗する。
ルル
アリサの姉で、アリサと一緒に奴隷契約をした14歳の少女。
日本人の感覚ではアイドル並みの容姿だが、転生先では嫌悪対象となるほどの不美人のようで、本人はコンプレックスを持っている。
パーティーで一番内気な子。
ミサナリーア
ボルエナンの森で最も若いエルフ(といっても130才)通称ミーア。
誘拐騒動でサトゥーに助けられ、その流れで故郷へ送ってもらうことになる。
口数が少ないのはエルフの特徴のようで、普段は単語でしか喋らない。あと肉が嫌い。
ナナ
ミーアの誘拐騒動の時にサトゥーの敵として現れたホムンクルスの一人(0才)。
敵であるはずなのに、サトゥーに命を救われて従者になる。
作られたばかりで妙な喋る方をするが、2年ほどで流暢に話せるようになるらしい。
元々名前が無かった7号にサトゥーがナナと命名したが、安易なネーミングセンスは親譲りとのこと。
以上、8人でパーティーを組んで冒険をする物語。
サトゥー以外、容姿の整った女性(少女)ですが、サトゥーは保護者として接しているので手を出しません。(外では遊ぶ)
なんという無駄なハーレム🤔
また、転生して最初に出会った美少女のゼナがヒロインかと思いましたが、ネタバレを見るにどうやら違うようですね。
デスマーチからはじまる異世界狂想曲を無料で読む
なろう異世界漫画「デスマ」はKADOKAWAが運営するComicWalkerで公開中。
1話と最新話が無料で読むことできます。
コミックスは現在10巻まで発売中(2020年11月)
なろうでは中堅?のデスマ
以前紹介した異世界モノの「転スラ」は、原作の”なろう”で総合ランキング1位でした。
川上泰樹氏の作画力とマッチして大ヒットのコミカライズ作品です。
対して今回の「デスマ」原作の評価は、なろうでは転スラほど高くないようですね。
6億pvという触れ込みがあったので、人気小説ではあると思いますが。
なろうランキングとコミカライズされた漫画では面白さが別物のように感じます🤔
最近、異世界転生モノというだけで読まなかった作品を読み漁っていますが、なろう漫画は最初の1話がwebで試し読みできるのがいいですね。
結構な数の試し読みをしたと思います。
多くが転生されて冒険が始まるところで終わってしまい、お陰で「ひょんなことから」がゲシュタルト崩壊してますけど。
”ひょん”って何なのさ?と調べたら「凶(ひよん)」が由来だそうで、また一つ無駄な知識が増えてしまいました。
その中でも、ザ・なろう異世界転生モノを地で行く「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」は、もっと続きが読みたくなる漫画でした。
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