子供が夢中になるアニメ映画「ヒックとドラゴン」に、四十路のオヤジが観て超感動→今さらながらハマりました。
今さらです。「ヒックとドラゴン」は2010年に初公開された3Dアニメ。シュレックなど子供から大人まで楽しめる映画を作るドリームワークスの作品です。
映画版1・2・3に加え、テレビ版も多くのタイトルがあります。
2020年3月にNHKにてショートストーリー「受け継ぐ者たち」が放送され、同じくNHKが2020年11月15日より「新たな世界へ!」の放送開始を決定しました。
心優しい主人公「ヒック」と愛くるしいドラゴン「トゥース」のコンビにちびっ子達はもうメロメロのメロ。
ゴミ出しや家事など、子供の面倒が見れない時に「ヒックとドラゴン」を流しておく。すると1時間30分は確保できます。
で、いつの間にか家族4人で鑑賞してしまい「家事をするんちゃうんか」と子供に突っ込まれる始末。
さすがドリームワークス。名作中の名作です。
今年は自粛ムードで帰省もGoToもしなかった分、DVDを買い揃えヒックとドラゴン三昧。そんな夏休み。
今回の記事は「ヒックとドラゴン」をまだ観ていない人、これから観ようと思っている人のために
- あらすじ
- 登場人物
- テレビ版との時間軸
- トリビアや豆知識(ネタバレあり)
以上を中心に書いていきます。子供と一緒に観る時の参考にどうぞ。
ヒックとドラゴンのあらすじ
舞台は北の海に浮かぶバーク島。
パーク島には300年も昔からドラゴンと争い続けているバイキングの一族が住んでいます。作中では海賊らしい行為は一切なく本当にバイキングなのか疑わしいです。
主人公の「ヒック」は族長の息子。
族長は最強のバイキングの一人ですが、ヒックは貧弱で変わり者でヤル気が空回りする、物語序盤では村の厄介者として登場します。
本人は一人前のバイキングになる夢があるようですがドラゴンとの戦闘に参加させて貰えず、鍛冶屋のお手伝いをしています。
ヒックとドラゴンの出会い
鍛冶屋で自作した捕獲機を使い(偶然?)伝説のドラゴン「ナイト・フューリー」を捕獲します。
ナイト・フューリーはバイキングから最も恐れられるドラゴンです。
ドラゴンの生態が記されているドラゴンマニュアルにも詳細は載っておらず「戦うな、逃げろ」としか書かれていません。
ヒックにとっては一人前のバイキングに成り上がる絶好のチャンスですが、優しい性格のためは仕留めることができず逆に縄を解いてしまいます。
助けたことをきっかけに少しずつ距離を縮めるヒックとドラゴン。
ヒックはナイト・フューリーがケガ(尾ひれが欠損)をして飛べなくなったこと、歯が無いこと、その他ドラゴンの明かされていない習性などを次々に発見していきます。
ヒックはナイト・フューリーの出し入れ可能な歯を見て「トゥース」と名づけ、鍛冶屋で得たスキルを使ってトゥースの尾ひれを修復。
ヒックとトゥースの初テスト飛行は見所の一つです。
これによりトゥースは再び空を飛ぶことができるようになりますが、この時点ではヒックの補助無しでは飛行できません。
まさに一心同体となったヒックとトゥース。
バイキング一族の「ドラゴンは敵」という意識を少しずつ変えながら物語は進んでいきます。
心身共に成長するヒックとドラゴン
ちなみに「ヒックとドラゴン2」では飛行技術が格段に上がってます(3ではトゥース単独で飛べるようになる)
ヒックとドラゴン全シリーズで個人的に一番好きなシーンがこれ。音楽「Where no one goes」も大好き。
ヒックとドラゴンにハマった長男坊は時間さえあれば何度もDVDを観てますが、僕は2冒頭の飛行シーンだけを繰り返し視聴してます。親にして子あり。
ヒックとドラゴンの登場人物
ヒックとトゥースの魅力を引き出す主要な登場人物を紹介します。
※「ヒックとドラゴン」には大勢のモブキャラが登場しますが、名前のある人物は限られています。子供でも覚えられる人数です。
ヒック
主人公のヒックは族長の一人息子。ひ弱でバイキングから最も遠い存在でしたが、ドラゴンと初めて心を通わせた少年。
臆病者と思わせる一面があるものの、ナイト・フューリーと関係を築いたり無謀な飛行テストをしたり大胆な一面も。
力は弱いですが、優しい心と冷静な判断、機転が利く才能を持っています。
アスティ(アストリッド)
ヒックが憧れ、彼女になり、嫁になるバーク島の女性バイキング。勝気で強気で負けず嫌い。
ヒックの最初の理解者であり一番の理解者でもある物語のヒロインです。なおバイキングの素質は島一番。
ストイック(ストイック・ザ・ヴァスト)
ヒックの父親であり島の長でもあるストイック。別の島のバイキング族からも一目置かれる最強の存在です。
多少頑固なところはありますが、非は認め素直に謝る姿は男の中の男。こんな父親になりたいものです。
ゲップ
見習いバイキングの教官を務めるバーク島の鍛冶屋ゲップ。実力もあり知識もり面倒見も良いナイスガイです。
ストイックの親友で補佐的なポジションにいますが、バーク島でなければ族長になれるレベルだと思います。
ヴァルカ
「ヒックとドラゴン2」から登場するヒックの母親。
ヒックが生まれてすぐドラゴンにさらわれ、以降はドラゴンの巣でドラゴン達と過ごしていました。
ドラゴンに好かれるヒックの性格は母親似のようです。
フィッシュ
大柄な見た目とは対照的にとても臆病な性格をしたフィッシュ。
ドラゴンマニュアルを熟読する博識派の見習いバイキングです。
登場するたびに気が弱くなっていくバイキングらしくないキャラですが、ドラゴンの知識はヒックも頼りにしています。
スノット
自惚れ屋で無神経で無鉄砲なスノット。戦闘力だけなら見習いバイキングの中でもトップクラスです。
アスティに振られラフに振られ、最終的にヒックの母親にアタックしますw
タフ&ラフ
お笑い担当の双子の兄妹。お互い口が悪く喧嘩ばかりしていますがたぶん仲良し。お笑い以外の要素で役に立ったシーンは無いように思えます(TV版では稀に活躍する)
ヒックとドラゴンの登場ドラゴン
「ヒックとドラゴン」には多くの種類のドラゴンが登場します。
先に紹介した「主要な登場人物」とコンビを組むドラゴン達は特徴や性格もコンビの人間と似ていると話題。
トゥース(ナイト・フューリー)
稲妻と死神の間に生まれたと言われる非常に珍しい希少種のナイト・フューリー。主人公ヒックの相棒です。
「ヒックとドラゴン1」で登場するナイト・フューリーはトゥースのみ。人の言葉や感情を理解するほど賢く、飛行能力もドラゴン種の中で随一。闇夜に紛れると風切り音でしか認識できません。
でもトゥースの魅力は高い能力より豊かな表情じゃないでしょうか。
魚が大好きだけど海蛇は苦手(日本語版はウナギと翻訳されてる)
コロコロ変わるトゥースの表情に鑑賞者はメロメロです。
ストームフライ(デッドリー・デンジャー)
ヒロインのアスティとコンビになるのはデッドリー・デンジャー種の「ストームフライ」です。
黄色いトゲを飛ばし強力な火柱を吐くドラゴン。おまけに短気ときたものだからアスティとは似た者同士。
ミートラブ(グロンクル)
フィッシュとコンビを組むミートラブはフィッシュ同様食いしん坊(ただし岩を食べる)
性格は温厚で愛情深く、食う寝るが好き。まるでフィッシュ。
フックハング(モンスター・ナイトメア)
バイキング最終試験の相手になるくらい強いドラゴンのモンスター・ナイトメア。
激しい炎を吐き出すうえに全身を炎で包み込む攻撃特化ドラゴンです。フックハングの相棒はスノット。
バーフ&ベルチ(ダブル・ジップ)
片方が可燃性のガスを吐き、片方が炎を吐く双頭のダブル・ジップ。
それぞれに意思があるため「バーフ」「ベルチ」と名前が付けられています。相棒はもちろん双子のタフとラフ。
他にも魅力あふれるドラゴンはたくさんいますが、見習いバイキング達の相棒を紹介しました。
次のページではヒックとドラゴンシリーズの「時系列」「トリビア」などネタバレを含む内容になっています。
ご注意して進んで下さい。
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