高速料金の割引き率がエグい(良い意味で)ETCコーポレートカード。
普段から車を使う人には教えるようにしていますが、この話をすると必ず出てくるのがメリットとデメリット。
高速道路を使う人にとっては本当にメリットしかありませんが、デメリットを聞き出すまで会話を終わらせてくれない疑心暗鬼な知人に囲まれて幸せなユーツ(@yuutstjp)です。
まぁ気持ちは分かります。いい大人が疑いもせずオイシイ話しに飛びつくのもいかがなものかと思うし。
そこで今回の記事は「ETCコーポレート」について
- 大口・多頻度割引制度とは
- メリットとデメリット
- 組合で申込みをするメリット
疑心暗鬼な知人に説明している点を書いていきます。
ETCコーポレートカードは大口・多頻度割引制度
ETCカードはご存知の通り、有料道路を通過する時にノンストップで通過する交通システム。
令和元年の普及率は92%(国土交通省調べ)まで上り、ETCを搭載していない車の方が珍しくなりました。
義実家にあるウン十年前の軽トラにはETCがありませんでしたが、未搭載の8%はその手の車でしょうか。
昔はハイウェイカードが主流でしたね。
1万円のハイカには500円分のおまけが付いて10,500円、5万円だと8,000円もおまけが付く上客には特上のサービス精神。
回数券も10枚分の料金で11枚付いていたり、アプリゲームの課金でさえ金額がデカいほどおまけが多いもの。今の世の中当たり前のシステムです。
ETCカードも同じように、高速道路をたくさん使う人に割引き率大幅アップ!という制度があります。
高速道路株式会社(NEXCO)は大口・多頻度割引制度と堅苦しい書き方をしていますが、要するに「いっぱいサービスするからいっぱい利用してね(ハート)」と言っています。
この大口・多頻度割引制度が使えるのが「ETCコーポレートカード」で、高速道路を運営するNEXCOが発行している公式の割引きカードです。
どっちがお得?カードの申込み方法は2通り
ETCコーポレートカードの申込み方法は2つあります。
- NEXCOに直接申込みをする
- 協同組合に加入して申込みをする
※どちらで申込んでも発行されるETCコーポレートカードは同じです。
メリットを簡潔に並べるなら、
- NEXCO…個人で申し込みができる
- 組合…保証金が不要、利用明細がまとまる
デメリットはメリットの逆。
NEXCOは3ヶ月分の保証金が必要で利用明細がバラバラに届きますし、組合は個人で申込みができません。
強いて挙げるなら、組合はカード発行に2~3日期間が長いくらいでしょうか。
ここでよく質問されるのは「NEXCO直の方が割引されるんでしょ?」「組合はお金取るでしょ?」ですが、
割引率もカード発行手数料も同じです。
※組合に加入するために出資金1万円(脱退したら戻ってくる)が必要ですし、組合によって手数料を上乗せするところもあります。
申込みの審査基準はNEXCOも組合も同じ
割引率が同じなら審査基準も同じ。
何故かというと、協同組合で加入するETCコーポレートカードも最終的には「審査・発行」をNEXCOが行っているから。
申込みに関する条件や審査内容はテーマから逸れてしまうので、詳しく知りたい人はNEXCOのHPで確認して下さい。
ETCコーポレートカード組合のメリット
同じカードが発行されるなら「組合とは一体なんじゃらほい?」と疑問に思う方もいると思います。
利権意識の強い労働組合、偏向教育をする日教組(日本教職員組合)などのおかげで良い印象を持たない方も多いのではないでしょうか。
共通する目的のために個人あるいは中小企業者等が集まり、組合員となって事業体を設立して共同で所有し、民主的な管理運営を行っていく非営利の相互扶助組織。連帯経済の主要な担い手である。wiki-協同組合-
なるほどよく分からん。
まぁここではETCコーポレートカードを作りたい企業や個人事業主の集合体と理解すればOKです。
組合は組合員側に立つ組織ですので、様々な特典が用意されています。
組合は保証金が不要
ETCコーポレートカードは支払いが後払いなので、申込み時に3ヶ月から4ヶ月分の保証金(または銀行の保証書)が必要です。
保証金なので脱退時に返却されるとは言え、よよよ4ヶ月?
高速料金が毎月10万円だったら40万円をまず入金。20万円だったら80万円、それ以上だと…どひぇー。
大口・多頻度が前提ですので、NEXCOからすると当然の条件でしょうが、それにしてもどひぇー。
そこで協同組合が特性を生かして高額な保証金を無しにします。
どういうことかというと、ETCコーポレートカードの追加は保証金がいらないので、○○組合の追加としてカードを発行するから。
「組合が保証人になっている」と理解してもOKですが、なんという裏技というか抜け道というか感心するしかありません。
NEXCO的には滞納せず支払ってくれれば問題ないので、まさにwin-winの関係なのでしょう。
※保証金を用意せい!という組合もあるようなので、カードを申込む時にはチェックしましょう。
利用明細、請求書が一元管理
もう一つの組合のメリットは、利用明細を整理して毎月郵送してくること(支払いはまとめて銀行引き落とし)
NEXCOは「管轄が違うから☆」と自分の請求書だけを送ってきます。
首都高速・都市高速・阪神高速など他の有料道路を使っている場合、それぞれの請求書が届きそれぞれに支払いをします。
なんというお役所仕事でしょうか。
本来バラバラの利用明細を1つにまとめ、更に支店ごとに送付、など細かい対応ができるのが組合のメリットですね。
経理担当が泣いて喜びます😂
ETCコーポレートカードはネクスコと組合どっちがお得?
以上のことから、
個人で所有するならネクスコに直接申込み。それ以外は協同組合に加入するのが賢い選択と言えます。
なお、個人でも「個人事業主」としてなら協同組合で申込みができます。
個人でETCコーポレートカードが欲しいけど保証金に頭を抱えている人は組合に相談してみると良いかもしれません。
おすすめの協同組合はどこなの?
ETCコーポレートカードの協同組合は日本全国に沢山あります。
年会費や手数料、保証金の有無、高速料金の割引計算など組合によってかなり違いがありました。
HPがある組合だけですが、過去に一番お得な組合を調べています。
参考になれば幸いです。
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