このブログを立ち上げてまず伝えたいと思ったこと。初子とサイレントベビーの嘘についてあれこれ書いてます。
サイレントベビーとは
そもそもサイレントベビーとは医学用語ではなく、とある小児科医の先生が考えた言葉のようですね。ネットで調べると、
泣く・笑うなど感情表現が極端に少ない赤ちゃんから、静かな(サイレント)+赤ちゃん(ベビー)。人見知りに育ち、引きこもり、家庭内暴力を振るう子供になる原因となる。
何ということでしょう。まだ生まれてもない子供の家庭内暴力に怯えるとは。
これから親になる初心者マークの付いた夫婦にとってこれ以上ない恐怖。原因についても、
泣いている乳幼児を放置すると、赤ちゃんが親から見放されたと感じ、サイレントベビーになる。
なるほど理にかなっています。
こんなに泣いているのに誰もあやしてくれないなんて、僕はこの世に必要のない人間なんだ
まるで思春期の少年のような赤ちゃん。頭いいなオイ。
まぁサイレントベビー自体デマですからね。
冒頭で述べた通り医学用語でも何でもありません。全てがデマと言うには少し乱暴かもしれませんが、尾ひれにはひれがついてかなり悪質な情報が広がっていったのは事実。
お医者さんにサイレントベビーと診断されました、とかそんなバカな。
我が家でも長男が生まれたての頃は「泣いたら抱っこ」「泣き止むまで抱っこ」を繰り返していました。
日中は嫁が、夜は交互に、朝方4時に起きて急がなくていい仕事をしながら常にあやしてました。家庭内暴力は怖いからね。
赤ちゃんは泣くのが仕事
生後1週間くらいは、いわゆるサイレントベビー対策をしていたと思います。僕の体重がぐんぐん減ったくらいで、相変わらず長男は泣きまくる毎日。
当然です「赤ちゃんは泣くのが仕事」なんだもん。給料は出ないけどね。
新生児はお腹が空いても泣くし、お腹が一杯過ぎても泣きます。オムツが濡れてると泣くし、眠いと泣くし、寝付けなくても泣きます。
暇だからいっちょ泣いとくか!なんてこともあるでしょう。赤ちゃんが泣くたびにあやしていたら親の方が泣きたくなるってもんです。
結論を言うと「泣いたらすぐにあやす」は間違い。
オムツのチェックをして授乳の時間でもなけれほっといても良いわけです。なんせ仕事中ですから。いちいちあやしていたら業務妨害です。
泣いている赤ちゃんをほっとくなんてネグレイトじゃないの?なんて声も聞こえてきますが、いいえ違います。
子供に興味をなくして放置するネグレイトと、しっかり様子を見た上で放置する行為を一緒にしないでいただきたい。
そういったサイレントベビーの強迫観念にとらわれて、常に気を張っている親の精神状態が一番問題。一度味わった人間が言うのだから間違いありません。
「赤ちゃんは泣くのが仕事」という言葉にどれほど救われたか。まさに目から鱗。
昔からある「抱き癖が付く」という言葉は、ひょっとして親に対して言っているのでは?と思ったくらいです。
子育てのデマ情報に気を付けよう
サイレントベビーで検索すると多くの情報が出てきます。同じようにデマ情報を警告するサイトもあれば、作り話しのデマを広げるブログも出てきます。
育児向けの企業が運営するサイトでもサイレントベビーについてあれこれ好き勝手に書いているところがあります。
一体何の目的で不安を煽っているのか分かりませんが、インターネットの情報を鵜呑みにしちゃダメだよねというお話し。
まぁネットだけに限ったことでもないし、サイレントベビーに関してだけのことでもないんですけどね。
手軽に情報を発信・受信できるネットは便利ですが、デマも拡散されやすいので特に注意しましょう。
ちなみに今現在の長男(4才)は、よく笑いよく泣き、実に表情豊かに成長しています。最初からサイレントベビーを気にしなかった次男も長男同様すくすく元気に育っています。
だからってお前らあんまりケンカするなよ。
コメント
生後2か月のはじめての子を育てています。
記事を拝見して救われました!
ありがとうございます。
いつも育児お疲れさまです。
振り返ると笑い話ですが、当時はてんてこ舞いでしたw
コメントありがとうございますm(__)m