湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスが中国を中心にじわじわと広がってきています。
過去に大流行したSARSやMERSより感染力と毒性は低いようですが、日本・韓国・タイ、新たに台湾でも感染者が出ました。
中国では武漢市を中心に北京・上海・広東省、合わせて302人の感染者数(うち6人が死者)が報告されています。
中国政府の発表を鵜呑みにすれば、ですけど。
今回の記事は「中国さん今度は大丈夫だよね?」的なことを書いていきます。
(注:この記事は1月21日までの情報を元に書いています)
新型コロナウイルスとは
昨年末に中国の武漢市で原因不明の肺炎にかかる患者が相次いで発生。病原体はこれまで発見されたことのない「新型コロナウイルス」と判明しました。
ヒトに蔓延している風邪のウイルス4種類と、動物から感染する重症肺炎ウイルス2種類が知られている。コロナウイルスとは
コロナウイルスといってもピンとキリがあるようですね。
現在確認されている6種のうち4種は風邪のコロナウイルス。風邪の10%(多くて35%)は風邪コロナウイルスが原因とされています。
残り2種は冒頭で述べたSARSとMERS。動物から人へ感染した重症肺炎ウイルス。やばいヤツです。
今回の新型コロナウイルスは、同じく中国が発祥のSARSウイルスと似ているとの報告が多数上がっています(ビビらすつもりではありません)
SARSとMERSと比べて毒性は弱い?
SARS患者は8,069人のうち775人が死亡(致命率9.6%)
MERS患者2,494人のうち858人が死亡(致命率34.4%)
新型コロナウイルスは302人の感染者に対して6人の死亡が確認されているので致命率は2%ほど。死亡した4人はいずれも高齢者で疾患を持っていたそうです(2人は不明)
中国政府が正しい情報を提供していれば毒性はそこまで強くないということでしょう。
SARSを隠匿した中国政府
というのも中国はSARSの情報を隠匿した過去があります。WHO調査チームのによる北京の調査を拒否したり、調査をしようとしたら患者を別の病院に移動したり。
最初の報告が発生から3ヶ月も遅れ、情報提供が約5ヶ月にわたって不十分であったことが感染拡大を招いたと世界中から批判されました。
更に遡ると1990年代にもHIVで同じように隠匿→失敗して感染拡大しています。当然世界中から猛烈にバッシングを受けました。
中国父さんはどうも隠ぺい癖があるようです。
今回は迅速に動いているように見えますが、イギリスの大学「インペリアル・カレッジ・ロンドン」の研究チームは、武漢市内の感染者は1700人以上いると見積もりました。
ウイルスの特性や武漢市の人口、空港利用者などから計算した予測値のようですがはてはて。
「中国さん今度は大丈夫だよね?」
日本の新型コロナウイルス
日本では武漢市から帰国した30代の中国人男性が新型コロナウイルスの陽性反応が出たと報告がありましたが、症状が回復して15日には退院したそうです。
武漢市に住む父親から感染したようで、発熱しているのにも関わらず解熱剤を使用して空港検疫所のサーモグラフィーをすり抜けています。
単なる風邪だと思って悪意は無かったかもしれませんが、空港のチェックは完璧ではないという事を知った上で、
問題は春節。
中国では春節(2020年は1月25日)の前日から1週間の大型連休に入り、30億人が移動すると言われています。
そして中国人の旅行先で断トツの人気は日本(テッテレー)その中でも人気なのは東京、大阪、北海道だそうです。
もう解熱剤を携帯していたら素足で逃げるレベル。
仮に感染しても命に関わるのは持病を持った高齢者であり今すぐヤバイということではありませんが、「ヒトからヒト」へ感染していく過程でウイルスも性質を変化していくので油断はできません。
そもそも「中国の情報が正しければ」という前提があるので油断はできません。
新型コロナウイルスについて
潜伏期間
不明
治療法
未確定
予防
手洗い・うがい・マスクの着用
さすが新型。対処法が全く分かっていません。
マスクが品切れする?
中国ではマスクの品切れが続出しているとの噂があります。
春節で中国人が押し寄せて来る前に、多少はストックしておいた方が良いと思います。
買占て転売するようなマネはくれぐれもしないように。
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